先ほどのローソク足を使って、チャート上にトレンドラインを引いてみましょう。
トレンドとはわかりやすく言えば「相場の方向性」ということです。
チャートの多くはこのトレンドを見つけるためのものであり、
見つけたトレンドに乗ればうまく利益を上げることができるというのことですね。
それほどトレンドは重要であり、
特に為替の場合は、トレンドがはっきりしていることが多いのでなおさらです。
上昇(下降)トレンドラインは安値(高値)どうしを結ぶんですが、
厳密にこれをやろうと思うとなかなかうまく行きません。
トレンドの最初のうちはよいのですが、
ある程度長くなってくると「だまし」というものが必ず出てきます。
何となく直線で過去の過ぎ去ったチャート上にトレンドラインを引くことは
比較的容易なことですが、
実際の取引に必要なのは現在進行形のトレンドであり、
まだ本数の少ないローソク足からトレンドラインを引くことは容易ではありません。
そのためにVTトレーダーがあるんですね。
フィボナッチとは13世紀ころのイタリアの数学者の名前で、
木の枝に葉が生えていく過程や、カタツムリの殻の渦の広がり方など、
多くの生物の生長パターンが1.618の比率で成長することを発見しました。
相場は多くの人間によって行われた行動の結果であり、
そこから生ずる変動も、自然現象の現れであるとすると、
この1.618という比率は何らかの作用があることも否定できません。
現に1950年ころ、ロンドンの投資グループによって紹介された
「1.618テクニック」は長年にわたって使われてきました。
また、ラリーウイリアムズも1.618の平方根である、
1.28をサイクルに関連したテクニックとして紹介しています。
これを少し紹介すると、2つの山の間の日数を数え、
その2つの山の間の谷から日数を1.28倍したところが
次の谷がくるポイントと予測するものです。
FX取引で多く使われるのが、フィボナッチ・リトレースメントです。
フィボナッチ・リトレースメントとは、
目標価格を推測する方法で、安値と高値から戻りを計算します。
計算は簡単で高値から安値を引き、
その変動幅の38%、50%、62%が押し目買いのポイントと予測するものです。
トレンドの勢いが強い場合は38%、勢いが弱い場合には62%、
半値戻しの50%となるわけですね。
これらの数字は、多くの市場参加者が見ていますので、
当然そうしたポイントに売りや買いの注文が集中することになり、
サポートやレジスタンスという考え方です。
かつて短期売買のトレーダーは、その日の朝、まず前日の高値と安値を調べました。
これは電卓を片手にこの3つのポイントを計算するためです。
我々の手には、ツールがありますのでこういった作業は必要ありません。
ただ注意しなくてはいけないのは、
そのポイントの裏側にはストップロスのオーダーがあることです。
相場は、ストップロスをのみ込んで成長します。
その成長率が1.618となんらかの関係があるかどうかはまだわかっていないそうです。
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